【2024年10月 最新情報】
- 老後の資金を確保するために企業型DCとiDeCoをどう活用すればいいのか知りたい!
- マッチング拠出とiDeCoをするならどちらがおすすめかを知りたい!
- そもそも確定拠出年金やiDeCoについて制度が複雑でよくわからない
あなたがもしこんな悩みをもっていれば、この記事を読むことで全て解決します!
僕自身も企業型DC、さらにはマッチング拠出制度がある会社に勤務しています。
iDeCoとの併用もできるので、自分と家族にとってどちらがお得で安心なのか、徹底的に調べつくしました。
その時の判断材料や考え方をお伝えすることで、サラリーマンのお父さんたちが決断するヒントにしてもらえるとありがたいです。
今回の記事では次のような内容を解説しています。
- マッチング拠出とiDeCoのどっちを選ぶのがお得か
- 企業型DCとiDeCoの併用するにはどうすればいいか
- 確定拠出年金について知りたい
- 確定拠出年金の「マッチング拠出」ってどんな制度?
- iDeCoってどんな制度?
この記事を読み終えることで、『確定拠出年金、企業型DCやマッチング拠出、iDeCoをどう活用するのが一番お得なのか?』が、バッチリ分かるようになります!!
【確定拠出年金】マッチング拠出とiDeCoのどちらにすべき!?
iDeCoの利用を検討している人は、ちょっと待ってください!
あなたの勤めている会社の確定拠出年金制度について、きちんと調べてみましたか!?
iDeCo自体はメリットが多くお得な制度ですが、自分の勤めている会社の制度を知らないと、実は損をしてしまうかもしれません。
特に、マッチング拠出制度がある場合は、iDeCoと併用することができないので、慎重に検討が必要です。
どのような点に注意して比較をするのがいいのか、わかりやすく解説します!!
マッチング拠出とiDeCoのどちらにするべき?3つのポイントで比較!!
マッチング拠出とiDeCoのどちらがお得かについては、次の3つの観点で比較することが重要です。
- 掛け金上限額
- 手数料
- 取扱商品
この中でも、自分の資産形成に直結する掛け金上限額が一番重要だと言えるでしょう。
ただし、その分かなり複雑なので、わかりやすくかみ砕いて説明していきますね。
「掛け金上限額」はマッチング拠出が有利
結論から言うと、「マッチング拠出の加入者掛け金」と「iDeCoの掛け金」を比べて、より大きい金額が設定できる方を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、毎月の掛け金が大きくなればなるほど、節税効果や非課税での運用効果がより期待できるからです。
では、掛け金の上限はどのように確認すればよいのでしょうか。
まず、会社の企業年金が、確定拠出年金(企業型DC)だけか、確定給付企業年金(DB)など他の年金制度もあるかどうかを確認してください。
企業型DCだけの場合は、5万5,000円が上限ですが、DBなど他の年金制度もある場合は、2万7,500円が上限です。
この上限金額の範囲で、全ての掛け金の合計値を収めないといけません。
マッチング拠出だと本人の掛け金は、事業主掛け金以下の金額に設定する必要があります。
iDeCoだと掛け金は、企業型DCだけで最大2万円、DBなど他の年金制度もある場合は最大1万2,000円までです。
確定拠出年金 パターン | 企業型DCのみ マッチングなし | 企業型DCのみ マッチングあり | 他年金制度あり マッチングなし | 他年金制度あり マッチングあり |
---|---|---|---|---|
事業主掛け金の 上限 | 5万5,000円 | 5万5,000円 | 2万7,500円 | 2万7,500円 |
マッチング拠出の 本人掛け金上限 | ― | 事業主掛け金以下 | ― | 事業主掛け金以下 |
iDeCo掛け金上限 | 2万円 | ― | 1万2,000円 | ― |
合計額上限 (①+②+③) | 5万5,000円 | 5万5,000円 | 2万7,500円 | 2万7,500円 |
つまり、iDeCoよりも多くの掛け金をマッチング拠出で本人掛け金に設定できるのなら、マッチング拠出の方がお得です。
本人掛け金に、iDeCoほどの掛け金を設定できないなら、iDeCoの方がお得です。
これ具体的な設定金額の例を分かりやすくまとめたのが次の表です。
確定拠出年金 パターン | 企業型DCのみ マッチングなし | 企業型DCのみ マッチングあり | 他年金制度あり マッチングなし | 他年金制度あり マッチングあり |
---|---|---|---|---|
事業主掛け金 | 3万円 | 3万円 | 2万円 | 2万円 |
マッチング拠出の 本人掛け金 | ― | 2万5,000円 | ― | 7,500円 |
iDeCo掛け金 | 2万円 | ― | 1万2,000円 | ― |
掛け金合計額 (①+②+③) | 5万円 | 5万5,000円 | 3万2,000円 | 2万7,500円 |
結果 | マッチング拠出の方がお得 | iDeCoの方がお得 |
マッチング拠出では会社が「手数料」を負担してくれる!
手数料で考えると、マッチング拠出の方がお得です。
なぜなら、マッチング拠出を含めて企業型DCの手数料は、会社が負担するからです。
iDeCoの場合は、管理手数料を自分で負担しなければなりません。
初回加入時に2,829円、毎月の積み立て時に171円以上の手数料が発生します。
証券会社や銀行などの金融機関によって手数料は多少変わるので注意してください。
ネット証券なら最安の月額171円の手数料で済みます。
マッチング拠出であればこれらの個人負担は発生しないので、その分お得ですね。
「取扱商品」ではiDeCoの方が選択の幅が広い!
取扱商品数でいえば、iDeCoの方がかなり選択肢は多いです。
なぜなら、企業型DCは会社が契約している証券会社などによって取扱商品が限定されます。
一方、iDeCoであれば、どの金融機関で口座を開設するかを自由に選ぶことができます。
もしどうしても購入したい商品がある場合は、その商品を取り扱っている証券会社でiDeCo口座を開設すれば、組み入れることが可能です。
選択肢が広い、という意味ではiDeCoの方が優れていると言えるでしょう。
企業型DCでは投資に不慣れな人が混乱しないように商品を限定している側面もあるようです。
マッチング拠出を選ぶべきなのはどんな人!?
マッチング拠出を選ぶべき人は次のような場合です。
- 勤務先企業にマッチング拠出制度があって、その他企業年金制度(DBなど)はなく、事業主掛け金額が2万円以上ある人
- 勤務先企業にマッチング拠出制度があって、その他企業年金制度(DBなど)があり、事業主掛け金額が1万2,000円以上ある人
- 確定拠出年金の手数料負担を極力少なくしたい人
- 確定拠出年金の商品について、会社が指定するものの中から利用したいと考えている人
これらに該当する人は、マッチング拠出での確定供出年金の積み立てをしていくとよいでしょう!
iDecoを選ぶべき人はどんな人!?
iDeCoを選ぶべき人は次のような場合です。
- 勤務先企業にマッチング拠出制度があって、その他企業年金制度(DBなど)はなく、事業主掛け金額が2万円未満の人
- 勤務先企業にマッチング拠出制度があって、その他企業年金制度(DBなど)があり、事業主掛け金額が1万2,000円未満の人
- 勤務先企業にマッチング拠出制度がない人
- 自営業者や専業主婦で老後の資金を作りたい人
- 確定拠出年金について、証券会社や取扱商品など多くの選択肢の中から自分で選びたい人
これらに該当する人は、iDeCoの積み立てをしていくとよいでしょう!
自営業者や企業型DC制度がない人はそもそもどれくらい違うの?
なんと自営業者や専業主婦は、企業型DC制度のあるサラリーマンよりもより多くの掛け金をiDeCoで設定できます。
なぜなら、もともとiDeCoは企業年金の恩恵を得ることができない人のための私的年金制度だからです。
もしあなたが自営業者なら、iDeCoの掛け金は最大で月68,000円まで設定できます。
ただし、国民年金の付加年金や国民年金基金に加入している場合は、これらの掛け金と合算した金額までしか設定できません。
あくまで通常の年金に加えて、プラスアルファで将来の年金額を増やしたいという人のための制度だからです。
そのためサラリーマンであれば、通常は厚生年金の加入者なので、やはり自営業者ほどの掛け金は設定できないですね。
それぞれの対象者ごとに、iDeCoで設定できる掛け金上限をまとめてみましたので参考にしてください。
対象者 | 掛け金上限 |
---|---|
自営業者 | 68,000円 |
専業主婦 | 23,000円 |
企業型年金制度のないサラリーマン | 23,000円 |
企業型DCはないが、他の企業年金制度があるサラリーマン | 12,000円 |
自分がどの対象者に該当するかはきちんと把握しておきましょうね!
企業型DCとiDeCoの併用で資産形成を加速させよう!
企業型DCとiDeCoは併用できる!
ここまで解説した通り、企業型DCとiDeCoの併用は可能です。
ただし、マッチング拠出制度がある場合は、その本人拠出はiDeCoと併用できません。
2022年の法改正で、iDeCo併用できる幅が広がりました。
この機会に、どのように活用するのが自分と家族にとって一番良いのか調べてみましょう。
では、どのような条件で併用ができて、どんな人におすすめなのでしょうか?
詳しく解説していきます!
企業型DCとiDeCoを併用できる要件
企業型DCとiDeCoを併用するためには、次の条件を満たす必要があります。
- 企業型DCの事業主掛け金とiDeCoの掛け金の合計が拠出限度額に収まっていること
- 企業型DC、iDeCoの掛け金がそれぞれ、月単位の拠出であること
- 企業型DCでマッチング拠出を選択していないこと
掛け金の合計額が拠出限度額に収まっているかどうかは、こちらを参考にしてください。
どんな場合に企業型DCとiDeCoを併用するのがいいか?
次のような人は、ぜひiDeCoの併用することをおすすめします。
- 企業型DCでマッチング拠出制度がない人
- 企業型DCのマッチング拠出制度があるが、事業主掛け金上限がiDeCoの掛け金上限より低い人
併用のメリット・デメリット
企業型DCとiDeCoを併用するメリット、デメリットはそれぞれ以下の通りです。
- 企業型DCの事業主掛け金が拠出限度額に足りない場合にiDeCoで補うことができる
- 年金運用のための金融機関、取扱商品の選択の幅が広がる
- マッチング拠出との併用ができない
- 転職をした場合には、iDeCoの掛け金を変えなくてはいけい場合がある
- iDeCo分の口座管理手数料がかかる
転職をした場合には、転職先の企業年金制度によって見直しが必要になる場合があります。
基本的に勤め先の事業主掛け金を変更することはできないので、iDeCoの掛け金を減らさないといけない場合もあるでしょう。
「確定拠出年金」は将来の年金額を増やし税金もお得になる便利な制度
そもそも「確定拠出年金」って何?
日本では、すべての国民が加入者となる国民年金と、その中でもサラリーマンの人が加入する厚生年金の、二階建て年金制度があることはご存じですか?
ただ、国がやっているこれらの年金だけでは、将来的にもらえるお金は正直あまり多くありません。
そのため、働ける間に掛け金を追加で支払い、将来の年金額を増やすための制度がいくつかあります。
例えば自営業者なら国民年金の付加年金や国民年金基金、サラリーマンなら確定給付年金などの企業年金制度がこれにあたります。
確定拠出年金もその一つですが、自営業者でもサラリーマンでも幅広く利用できることが特長です。
なぜかというと、厚生年金と同じように勤務先の企業が掛け金の積み立てをしてくれる企業型DCと、個人が自分で掛け金を積み立てしていくiDeCoという、大きく2つの制度があるからです。
サラリーマン向けが企業型DC、自営業者向けがiDeCoといった位置づけです。
最近はより柔軟に老後の資産形成ができるように法改正が進み、2022年からサラリーマンでもiDeCoに加入することができるようになりました。
幅広い選択肢があって誰でも将来の年金を増やすことができる、そんな制度として確定拠出年金がいま注目されています。
老後の生活費に2,000万円のお金が必要だと言われています!
制度を活用してしっかり準備しておきたいですよね!
「確定拠出年金」は積み立てた資金を自分で運用しなければいけない
確定拠出年金を利用する人は、積み立てた掛け金をどう守り、増やしていくかを考えなければいけません。
なぜなら確定拠出年金では、積み立てた掛け金を自分の責任で運用しなければいけないからです。
どのように運用するかについては、一般的には元本が保証される定期貯金とリスクのある投資商品の中から自分で選ぶことができます。
定期預金であれば、積み立てた掛け金が元本割れする心配はありません。
その代わり、金利が低いので、資産はほとんど増えません。
老後のための積み立て貯金をしているのと変わりないですね。
資産を増やしたいと考えるなら、定期預金以外の投資商品の中から運用方法を選ばなければいけません。
選べる商品は、運用会社によりますが、国内債券、海外債券、国内株式、海外株式にそれぞれ分散しておくのがおすすめです。
「確定拠出年金」は税金がお得になる!
確定拠出年金の最大のメリットは、節税効果です。
主な節税効果としては大きく以下の3つがあります。
- 積み立てをする時の掛け金分が所得控除になるため、税金や社会保険料が減額される
- 運用で利益が発生した場合に税金がかからない
- 60歳以上で受け取る時にも退職所得控除や公的年金等控除などの減税がされる
利益が発生した場合に税金がかからないというのは、NISAと同じですよね。
それに加えて、毎月の積み立て時と、退職後に受け取る時にも、税金面で恩恵を受けられる点が大きいですね。
最大の注意点は60歳までお金を引き出せないこと
確定拠出年金のデメリットは、60歳を過ぎるまで運用資金の引き出しができないことです。
やはり確定拠出年金制度自体が年金制度の一環だからという理由が大きいです。
この点はNISAとの最大の違いですね。
NISAでは年齢は関係なく、いつでも運用資金の引き出しができるからです。
一方で確定拠出年金では、企業型DCでもiDeCoでも60歳以上にならないと引き出すことができません。
子どもの教育資金など、近い将来に必要になるお金についてはくれぐれも確定拠出年金で運用をしないように注意しましょう。
逆に老後の生活資金など、すぐに使うことはないけれど、長い目で守り増やしたい資産については確定拠出年金が向いています。
資産の用途に応じて利用する制度を分けておくのが一番賢いやり方です。
確定拠出年金のメリット・デメリット
確定拠出年金のメリット、デメリットをまとめると次の通りです。
- 将来受け取れる年金額を上乗せすることができる
- 積み立て時、運用で利益が出た時、資産を受け取る時それぞれのタイミングで税金を軽減できる
- 多くの選択肢の中から運用方法を自分で選ぶことができる
- 運用がうまくできれば資産を大きく増やせる可能性がある
- 原則60歳まで資産を引き出すことができない
- 運用方法によっては元本割れするリスク、運用成果があまり出ない可能性がある
運用方法についてはしっかりと情報収集をして、自分が一番納得できる方法で行うことをおすすめします。
資産をどのように使いたいかで利用する制度を分けるのが賢い方法です!
【確定拠出年金】マッチング拠出とはどんな仕組み?
では、マッチング拠出とはいったいどんな制度なんでしょうか?
マッチング拠出はあくまで企業型DC制度を導入している会社の中で、事前に取り決めがされていれば利用できる仕組みです。
企業型DCとの違いが分かりにくいですよね?
この章ではわかりにくいマッチング拠出について詳しく解説していきます。
マッチング拠出とはどんな制度?
確定拠出年金の企業型DCは基本的に会社が従業員の掛け金を負担します。
それに加えて、従業員自身が本人の負担で掛け金を追加できるのがマッチング拠出制度です。
次の条件を満たすことで本人掛け金を積み立てできます。
- 勤め先の企業型DC制度の中で、マッチング拠出ができる制度になっていること
- 本人掛け金を企業型DCの事業主掛け金を超えない金額に設定すること
- 事業主掛け金と本人掛け金の合計額が拠出限度額を超えない
拠出限度額は、企業型DCだけの場合は55,000円、他の企業年金制度がある場合は27,500円が上限です。
マッチング拠出で本人が支払った掛け金も当然、企業型DCの掛け金として税制面での優遇を受けられます。
会社が負担してくれている事業主掛け金が物足りないと思える人は、自分でも負担をして将来に備えておくのが良いでしょう。
マッチング拠出ができるかどうかは、それぞれの会社の制度次第なので、自分の会社に確認してみてくださいね。
マッチング拠出のメリット・デメリット
マッチング拠出をすることのメリット、デメリットは次の通りです。
- 積み立てをする時の掛け金分が所得控除になるため、税金や社会保険料が減額される
- 運用で利益が発生した場合に税金がかからない
- 60歳以上で受け取る時にも退職所得控除や公的年金等控除などの減税がされる
- 企業型DCの事業主掛け金に上乗せができる
- 途中解約ができない
- 60歳になるまで資金の引き出しができない
- 掛け金の変更は年に1回だけしかできない
- 事業主掛け金が少ない会社では、本人が拠出できる掛け金が少ない
マッチング拠出で本人が拠出できる掛け金は、事業主掛け金以下でないといけません。
どれだけ本人負担で掛け金を増やせるかは、どうしても自分の勤める会社の規約次第になってしまうのが悩ましいところです。
自分の勤め先の規定をよくチェックして、いくらまで積み立てができるのかきちんと確認してくださいね。
iDecoとはどんな制度?
iDecoの何がお得なのか?
最近メディアでよく聞くようなったiDeCoですが、端的に言うと、個人で積み立てができる確定拠出年金のことです。
つまり、積み立てたお金を自分で運用して、将来の年金額を増やすことができる仕組みです。
サラリーマンの人は勤め先で企業型DCやその他の企業年金があれば、その制度を使って将来の年金額を増やすことができます。
ですが、その年金額がそれほど多くない場合、または自営業者の人の場合は、iDeCoを活用することで、さらに年金額を増やせます。
iDeCoが注目されている最大の理由として、節税効果が大きい点があげられます。
次のように3つのタイミングで税金が免除されたり、減らしたりできます。
- 積み立てをする時の掛け金分が所得控除になるため、税金や社会保険料が減額される
- 運用で利益が発生した場合に税金がかからない
- 60歳以上で受け取る時にも退職所得控除や公的年金等控除などの減税がされる
NISAでの節税メリットは運用利益に対してだけなので、iDeCoの方がさらに節税になると言えますね!
iDeCoの注意点
iDeCoの最大の注意点は、原則60歳になるまで資産の引き出しができないことです。
年金に上乗せする個人年金としての位置づけの制度だからです。
子どもの教育資金など、自分が60歳になる前にまとまったお金が必要になる場合に利用できません。
そのため、iDeCoの掛け金は直近の生活費、または子どもの教育費など数年以内に必要になるお金ではなく、余裕のある資金で支払うようにしましょう。
iDeCoを始めるなら何歳までがいいの?
サラリーマンが国民年金を受け取っていなければ、65歳までiDeCoに加入できます。
ですが、実際に50代以上になってから積み立てを始めてもメリットはあるんでしょうか?
結論は、50代以上になってもiDeCoに加入することはメリットがあります。
なぜなら積み立てしている期間の掛け金分が所得税控除の対象となるため、それだけで節税効果が大きいからです。
確かに積み立て開始時期が遅れれば遅れるほど、たまる資産額は少なくなります。
なるべく早い時期にiDeCoを始めておくにこしたことはないですね。
まとめ
今回の記事の重要なポイントを簡単にまとめると以下の通りです。
- 確定拠出年金は通常の国民年金、厚生年金に加えて、将来もらえる年金額を増やせる制度のひとつ
- 確定拠出年金には主に勤め先の企業が掛け金を負担する企業型DCと、本人が負担するiDeCoの2つがある
- 企業型DCの中では、企業で負担する掛け金に加えて、本人が追加で掛け金を負担できるマッチング拠出制度を導入している場合がある
- 企業型DCとiDeCoは併用できるが、マッチング拠出とiDeCoは併用できない
- iDeCoの掛け金上限額以上に本人拠出ができる場合は、マッチング拠出を選ぶ方がおすすめ
- 勤め先で企業型DCやDBなどの企業年金制度がない場合、または自営業者の場合は、iDeCoを使って将来の資産を増やすべき!
今回はサラリーマンのお父さんたちによく知っておいてもらいたい「確定拠出年金制度」について解説をしました。
メディアではiDeCoばかりが頻繁に取り上げられていますが、サラリーマンであればもっとお得に活用できる企業年金制度が整備されている可能性が高いです。
ぜひ自分の勤め先の企業年金規定を改めて調べて、自分と家族の将来のお金のためにはどの方法が一番いいのか調べてみてくださいね!